Solyuの気まま日記

Solyuの思ったことや考えたことをまとめます

ゲームマーケット2021秋 参加報告

前書き

先日、ゲームマーケット2021秋に参加しました。二日間両方に参加して、約2万円程のお買い物をしてきました。参加者は累計で18000人程との事で、通行の邪魔にならない程度の程良い混み具合でした。
ゲームマーケットって何?という方の為に簡単に説明すると、ゲームマーケットボードゲームやカードゲーム等のアナログゲームを中心に販売するイベントの事です。毎年多くのサークルが出店しては個性溢れたゲームを販売しています。今回のゲムマでは、ヴァンガード等のTCGやバンドリ等のスマホアプリを展開しているブシロードに、最近話題のウマ娘やシャドウバーズを展開しているDMM等の大手ゲームメーカーはもちろんの事、ボードゲームやプラモデルを中心に取り扱うイエローサブマリン、中古買取で知られるブックオフも出店しています。その一方でそれ以外の層も厚く、カタログを見ると様々な名前のサークルが見られます。一部には大学のサークルもあります(今年は東工大のサークルは有りませんでした。残念)。

 

ゲームマーケットに参加するべき? 参加コストとリターンについて

大学生になってから初めての参加で、入場料ってこんなに高かったっけ……と思うなどしました(今年は1500円/日で、コロナ前の1.5倍になります。恐らくコロナ対策で余計に費用が掛かっている為でしょう。なお、高校生以下は無料で参加できる為、入場料を払ったのは今回が初めてとなります)。イベントの参加費用の目安がどれ程なのかは分かりませんが、二日間で3000円なので、その費用を払えば安いボードゲームやカードゲームが1~2個買えてしまうでしょう。現地へ赴く交通費も気になる所ですが、今回は自分の所まで送ってもらう分の送料と打ち消しという事にしておきます(相場が住所によってかなり差が開きそうな為です。ご容赦下さい)。
では、ゲームマーケットに行くことは、コスパ的に考えて損なのでしょうか?……結論から申し上げると、損とは言えないというのが正直な私の感覚です。

理由を以下に挙げます。

  1. ゲームマーケットという『空間』
    これが目的で来ている人も結構いるのではないでしょうか。大量のボードゲームやカードゲームに囲まれる空間というのは普段では余り味わえないでしょう。それも、友達とパーティ感覚でワイワイするのとは違い、色んな人が購入するゲームを吟味するので(それでも衝動買いする事はまま有りますが)、ただ遊んでいるだけではない雰囲気が有ります。
    他にも、ゲームの製作者と直接やり取りが出来るのも大きいでしょうか。特にコロナ前だと試遊卓が充実していて、製作者側から直接ルールを教えてもらうことが出来るだけでなく、感想を直接伝える事も出来ます。
    後、意外なゲームとの出会いの場でもあるのが良い点です。私は今回のゲムマで購入予定だったゲームの倍の作品数を購入してしまいました。その多くは、偶然見て面白そうだった(or試遊して面白かった)というのが理由です。

  2. 安く販売されているorここでしか手に入らない品が有る
    この要素は何を買うかにもよりますが、特に小規模で活動しているサークルは後者に該当するケースが良くあります。Booth等で作品を販売しているサークルも、ゲムマでは少し安めに販売している事が殆どです。中にはサンプル品を無料提供して下さるサークルも有ったりします。
    では大手はというと、ゲムマに合わせて新作を先行販売したり、ゲムマ限定でセールを開催したりします。まじかるベーカリーシリーズが良い例でしょうか。
    この様に、ゲムマでは値下げされている商品が良くあります。いわゆるゲムマ特価というものですが、平均で1-2割引きといった所でしょうか。今回の入場料1500円(1日)でも3~5個買えば元が取れてしまうでしょう。
    後、イエローサブマリンでは中古品を安く販売しているので、そちらを見てみるのも良いかもしれません。今回はブックオフも出店してましたので、今後の動向が気になる所です。

  3. 試遊コーナーが有る
    やはりこれが大きな特徴でしょう。残念ながら今回はコロナの影響もあってか、試遊卓は(例年に比べると)あまり有りませんでしたが……
    試遊できるメリットは沢山あります。購入前にどんな雰囲気のゲームなのかを前もって体験することが出来ますし、その場でルールのインストールが出来るのも長所です。試遊してみたら、欲しくなった!という体験をされた方もゲムマ参加者には多いのではないでしょうか?
    一度試遊してから購入する事で、全体的な満足度も上がるので、個人的にはこの要素がゲムマにおける最大の長所だと思っています。
    (ここだけの話ですが、ゲムマでは色んな展示を見回るのも良いですが、適度に試遊する事もお勧めします。理由は簡単で、これ以外に会場内で休憩する方法が殆ど無い為です。特に早い時間から居ると、立っているだけで足が疲れます。一応、いったん会場外へ出て休憩してから再入場する手も有りますが……)

纏めると、『今すぐ/絶対に欲しいものが有ったら行くべき、そうでなくても欲しそう/面白そうなのが複数有ったら行くべき』というのが正直な所でしょうか。

 

ボードゲームだけじゃない!ゲームマーケットの販売品

そんなゲームマーケットですが、アナログゲーム『関連』なら基本的にOKとの事らしく、多種多様なサークルが出店しています。今回はその中から、個人的に印象に残った販売品を幾つか紹介します。

  1. ガラス
    ボドゲと関係ないでしょ、とお思いの方もいらっしゃることでしょう。が、これは正真正銘ゲムマの販売品です(今回は無料サンプル提供という形でしたが)。
    このガラス、なんと強度と透明感が抜群です(流石ガラスメーカー)。この耐久性と見た目の良さを生かして、ボドゲの駒に利用できないか……?というのが今回の出店理由の様です(特に透明性は、駒をボードの上に置いてもボードの表示を隠さない等、かなり利便性に優れた特徴になり得そうです)。
    この様に、ゲムマではゲーム本体に限らず、駒やチップ、サイコロやカードスタンドなどの付随品も販売している事が良くあります。イエローサブマリンが多く販売している印象ですが、他にも沢山のサークルが付随品を出品しているので、是非見てみると良いと思います。一点一点が安いので、気に入ったら即購入でもあまり財布を逼迫しないのも良い点です。

  2. アートブック
    ゲムマでは本が販売されている事も多くあります。クトゥルフ神話やマーダーミステリーといったTRPGが中心ですが、それ以外にもゲーム制作の参考になる資料や、ボードゲームを題材にした漫画等(なんと今回はコロコロコミックがこれを元に出店していました)、様々な本が販売されています。
    今回は『架空のカードゲームのカードイラスト』を描いたアートブックが販売されていました。似ている本としては『魔法とミステリーのデザイン』が挙げられるでしょうか。
    本という形ではないですが、独特なイラストのトランプも良く販売されています。実物が有るタイプのアートブック、と言えるかもしれません。過去に1セット購入した事が有りますが、やや高めな分デザインが凝っており、加えてカードの材質が良く、使っていて心地よいと感じました。

  3. 持ち帰り謎解き
    ボードゲームは大抵が複数人で一緒に遊ぶ事を目的として作られています。ボドゲカフェとかが近くに有ればいいですが、中には誰かと遊ぶ機会を余り作れない人がいるのも事実です(コロナの影響下では特に)。ではそんな人はどうすればいいのか、その回答が『謎解きを購入する』です。
    ゲムマの謎解きの層は意外と厚く、結構な数のサークルが謎解きグッズを販売しています。リアル脱出ゲームを多く手掛ける企業も出店しており、全体的に水準は高い印象を受けました(私はあまり謎解きグッズに詳しい訳ではないので、この印象はあくまで主観に基づきます)。
    因みにですが、会場内でも謎解きイベントが開催されています。一人でも複数人でも楽しめる内容となっているので、興味が有ったり時間が余ったりした人は参加してみると良いでしょう。

この他にも多種多様な販売品が有るので、色んな展示を見て回る事をお勧めします。後述しますが、カタログを購入するのも一つの手でしょう。

 

ゲームマーケットの参加準備 チケット購入のルート選択について

さて、実際に参加するとなった時、チケットを購入する必要が有ります。チケット購入のルートは主に三種類あります。

  1. 当日券を購入する
    準備ゼロでも選択できる方法です。当日に会場に赴き、その場でチケットを購入します。
    今回は待機列に並んだ後にチケットを購入する形式だったので、チケット購入による待ち時間はさほどありませんでした。
  2. 電子チケットを購入する
    事前にオンライン上でチケットを予約します。この方法に限り、予約した画面を提示する事で即座に会場へ入ることが出来ます(開始前を除く)。
  3. カタログを購入する
    両日ともに参加するなら、この方法を選ぶことを推奨します。カタログは両日分のチケットと同じ値段であり、両日分のチケット引換券が付属しています。これをチケット購入所で提示する事で、チケットを取得できます。
    カタログにはゲームマーケットの各展示物について説明が記載されており、これを見て当日に何を購入するかじっくり考える事が出来ます。
    なお、当日券の購入場所でカタログを購入する事も可能です。

今回は両日参加なので、3番を選択しました。カタログには各展示の配置も記載されているので、必要に応じてコピーしておくと良いでしょう。

 

今後の構想 出店側としてのゲームマーケット

実は、今後ゲームマーケットで出店したいと考えています。

販売品は束論を元にしたカードゲームになる事と思います。ゲーム性は……テストプレイを重ねれば多分良くなると信じています。時間が有れば、こちらでルールブックを公開するかもしれません。

それでは、また次の記事まで。